「リールスタンドって、正直いる?」
僕もずっとそう思っていました。5年間シーバスのナイトゲームを続けてきて、リールスタンドなしでも困ったことはなかったからです。
でも先日、21ツインパワーXD C3000XGを買いました。決して安い買い物ではありません。
それでも「これは長く使いたい」と思える一台で、開封した瞬間に考えが変わりました。
このリールを、河原の砂利に直置きしたくない。
結論から言うと、リールスタンドは「性能を上げるパーツ」ではありません。
大切なリールを傷から守るための、保険です。
だから安いリールに無理して付ける必要はないし、逆に気に入った一台には付ける価値があります。
この記事では、リールスタンドの選び方3つのポイントと、シーバスアングラー向けのおすすめ7選を紹介します。
あわせて「意味ない」と言われる理由にも正直に触れていきます。
リールスタンドは「意味ない」?結論、リールによります
ネットで「リールスタンド」と検索すると、必ず「意味ない」という意見が出てきます。
僕もその意見自体は間違っていないと思います。
というのも、リールスタンドは飛距離が伸びるわけでも、巻きが軽くなるわけでもないからです。
魚が釣れるようになるパーツではありません。ここを期待して買うと、確実にがっかりします。
ではなぜ僕が買ったのか。理由はシンプルで、リールを地面に置いたときの傷を防ぎたかったからです。
シーバスのナイトゲームでは、ルアー交換やライン結び直しのたびにタックルを地面に置きます。
僕がよく行く河川は足元がコンクリートや砂利。ロッドを立てかけたつもりが倒れて、リールのボディから着地。これ、経験のある人は多いはずです。
リールスタンドを付けておくと、倒れたときにスタンドの先端が接地して、ボディやハンドルノブが直接地面に当たりません。要するに「保険」です。
・釣果や性能は一切上がらない
・目的は「傷を防ぐ」ことだけ
・だから、傷ついてもいいリールには不要
・逆に、大切に使いたい一台には価値がある
なので僕は、エントリーモデルのリールに無理して付ける必要はないと思っています。
でも今回、21ツインパワーXD C3000XGを買いました。
ずっと欲しかったリールで、これから僕のメインになる一台です。20ツインパワーと合わせて2台体制でシーバスに向き合っていくつもりでした。
だからこそ、開封した瞬間に「これは地面に直置きできないな」と思ったんです。
1,500円前後で愛機の傷を防げるなら、僕にとっては十分に安い保険でした。
シーバス用リールスタンドの選び方3つ
リールスタンドは種類が多く見えますが、選ぶときに見るべきポイントは実は3つだけです。
特に1つ目を間違えると、そもそも付きません。ここは必ず確認してください。
①【最重要】自分のリールに「適合」するか
リールスタンドは、ハンドルの反対側にあるキャップを外して、そこにねじ込んで装着します。
作業自体は工具もいらず、10秒で終わります。
ただし、このネジの規格がリールによって違います。
メーカーが違えば当然違いますし、同じシマノでも機種によって規格が分かれています。
「安いから」という理由だけで買うと、届いてから付かないことが判明します。
シマノ純正の夢屋なら、公式サイトの「夢屋機種別取付一覧」で自分のリールのタイプ(A・B・Cなど)を調べられます。僕の21ツインパワーXDはCタイプでした。
ちなみに20ツインパワーも同じCタイプなので、同じスタンドを両方に使い回せます。
社外品を選ぶ場合も、必ずメーカーの適合表で自分のリールの型番を確認してください。
一覧に載っていなければ、基本的に非対応と考えたほうが安全です。
「シマノ用」「ダイワ用」だけでは足りません。
必ず「型番レベル」で適合表を確認してください。
ハンドルが供回りするタイプのリールは、さらに専用モデルが必要になる場合があります。
②重量は「6g前後」が目安
リールスタンドを付けると、当然そのぶんリールが重くなります。
シーバスのナイトゲームは3〜4時間キャストし続けることも珍しくないので、ここは気にする人も多いはずです。
結論、6g前後のアルミ製を選べば体感差はほぼありません。
僕が買った夢屋アルミリールスタンドは自重6g。
実際に21ツインパワーXDに付けてみましたが、持った感じの変化はまったく分かりませんでした。
逆に、重量調整用のウェイトが付いた重めのモデルもあります。
ハンドル側とのバランスを取る目的のものですが、シーバスのランガン主体なら基本は軽量なアルミ製で十分だと思います。
③カラーは「リールに合わせる」か「あえて外す」か
機能に差はないので、最後は完全に好みです。ただ選び方のコツはあります。
リールの雰囲気に馴染ませたいなら、ボディの色に近いシルバーやガンメタ。
ワンポイントで主張させたいなら、ゴールドやレッド。
僕は21ツインパワーXDのダークネイビーに合わせてGRAYを選びました。
落ち着いた見た目で、リール本来のデザインを邪魔しないのが気に入っています。
なお、カラーによって在庫が偏りやすいので、狙いの色がある場合は早めの確保をおすすめします。
シーバス用リールスタンドおすすめ7選
ここからは、シーバスアングラー目線でおすすめのリールスタンドを7つ紹介します。
僕が実際に購入したのは1つ目の夢屋アルミリールスタンドで、それ以外は適合の広さや機能面から定番として評価されているモデルです。
①シマノ 夢屋 アルミリールスタンド|僕が21ツインパワーXDに付けたのはコレ
僕が実際に買ったのがこれです。シマノ純正カスタムパーツブランド「夢屋」のアルミリールスタンドで、カラーはGRAYを選びました。
自重は6g、全長は約40mm。開封して手に取った第一印象は「思ったより小さい」でした。写真で見るともう少し存在感があるように見えますが、実物はかなりコンパクトです。
21ツインパワーXDに装着してみると、質感の統一感がさすが純正といったところ。アルミの切削感がリール本体の高級感を邪魔せず、しっかり馴染みます。
適合はCタイプ。21ツインパワーXDのほか、20ツインパワー、22ステラ、19ヴァンキッシュ、26ナスキー、21エクスセンスなど、シマノの主要機種を幅広くカバーしています。
カラーはシルバー・グレー・ゴールド・レッド・ブルーの展開です。
純正なので社外品より少し高めですが、寸法の確実さと質感を考えれば納得の価格だと思います。
「大切なリールに、間違いのないものを付けたい」という人はこれ一択です。
②ゴメクサス リールスタンド R1|コスパ最強の定番モデル
「純正は高い」と感じる人の第一候補がゴメクサスのR1です。
1,000円前後で買えるにもかかわらず、アルミ削り出しでつくりはしっかりしています。
全長42mm、重量6.9g。夢屋とほぼ同等のサイズ感です。
先端付近にフック掛け穴があり、移動中にルアーのフックを掛けておけるのが地味に便利なポイント。ランガンでポイントを移動するシーバスでは、これが効きます。
適合の幅も広く、シマノなら20ツインパワー、21・17ツインパワーXD、19ヴァンキッシュ、21ナスキー、ステラ各世代などに対応。ダイワの一部機種にも使えます。
ただし注意点が1つ。シマノの1000〜2000番クラスは装着部が短く、脱落の恐れがあるためメーカー自身が非推奨としています。
ライトゲーム兼用で考えている人は避けたほうが無難です。
③ゴメクサス リールスタンド R4|ケミホタルが入るナイトゲーム特化型
ナイトゲームがメインのシーバスアングラーに、いちばん刺さるのがこのR4です。
何が違うかというと、スタンド内部にケミホタルを装填できる構造になっていること。
暗い河川で足元にタックルを置いたとき、リールの位置がぼんやり光って分かります。
真っ暗な中でタックルを踏みかけた経験がある人なら、この価値は分かるはずです。
全長は48mmとR1よりやや長め。さらに先端が外れる構造で、内部にウェイトを追加して重量バランスを調整できます。
ハンドル側とのバランスを取りたい人にも対応できる、多機能モデルです。
適合の広さはR1とほぼ同等。「せっかく買うなら夜に役立つものを」という人は、こちらを検討する価値があります。
④ゴメクサス リールスタンド R6|折りたためてケースに収まる
リールスタンドを付けて困るのが「リールケースに入らなくなる」問題です。
純正のセミハードケースはギリギリの設計になっていることが多く、スタンドが干渉します。
R6は、その悩みを解決する折りたたみ式モデル。
基本設計はR1と同じで、使わないときは畳んでコンパクトに収納できます。
僕のようにリールを付けっぱなしで車に積む人には不要ですが、毎回リールを外してケースに保管する人、遠征でタックルを分解して運ぶ人には有力な選択肢です。
適合の考え方はR1と同じなので、公式の適合表で自分のリールを確認してから選んでください。
⑤ダイワ SLPW スピニングリールスタンドS|ダイワ上位機種の純正
ここからはダイワユーザー向けです。
ダイワにも純正カスタムブランド「SLP WORKS」からリールスタンドが出ています。
「S」は上位機種向けのモデル。標準自重6gと夢屋と同等で、ハンドルキャップを外してワンタッチで取り付けられます。
対応機種は22イグジスト、23エアリティ、24・19セルテート、24・20ルビアス、17モアザンなど。シーバスで言えばセルテートやモアザンを使っている人がこれに該当します。
カラーはブラック×ゴールド、ガンメタ×シルバー、ブラック×シルバーなど組み合わせ展開。SLP WORKSのハンドルやスプールと揃えて統一感を出せるのが純正の強みです。
ただし定価は6,000円台と、リールスタンドとしてはかなり高価な部類。「愛機をトータルコーディネートしたい」という人向けの選択肢です。
⑥ダイワ SLPW スピニングリールスタンドSII|フリームス・カルディア向け
同じSLP WORKSでも、こちらは中級〜エントリークラス向けのモデルです。
対応機種は21フリームス、25・21カルディア、23・19レグザ、19バリスティック、24エメラルダスXなど。シーバス入門で人気のフリームスやカルディアを使っている人は、Sではなくこちらになります。
自重は6gでSと同じ。ただし定価は3,500円台と、Sよりぐっと手が届きやすい価格設定です。
ここが一番間違えやすいポイントなので、もう一度書いておきます。
ダイワ純正は「S」と「SII」で対応機種が完全に分かれています。
名前が似ているので、購入前に必ずSLP WORKS公式の対応機種一覧で自分のリールを確認してください。
⑦ゴメクサス リールスタンド R3|共回り式リールに使える貴重な一本
最後は、少し特殊だけど需要の大きいモデルです。
エントリークラスのリールには「共回り式」と呼ばれる、ハンドルを回すと反対側のキャップも一緒に回る構造のものがあります。ダイワのレブロスやクレストなどが代表例です。
この共回り式には、普通のリールスタンドが付きません。
ここで詰まって「うちのリールには無理なんだ」と諦める人が多いのですが、R3ならそれが解決できます。
注意点として、共回り式はシマノとダイワ/アブガルシアでネジ径が異なるため、R3も2種類に分かれています。購入時にどちらのメーカー用かを必ず選び分けてください。
入門機を大事に使いたい人にとって、選択肢があること自体がありがたいモデルです。
夢屋アルミリールスタンドを21ツインパワーXDに装着してみた
ここからは実物写真つきで、購入から装着までをお見せします。

届いたパッケージがこちら。
シマノ夢屋らしい黒基調のシンプルな箱です。
「CUSTOMIZED DESIGN」の文字と、Cタイプであることを示す「C」マークが入っています。
購入時はこの「C」を必ず確認してください。ここを間違えると付きません。

開封して手に取った第一印象は、「思ったより小さい」でした。
ネットの商品写真だともう少し存在感があるように見えますが、実物は指でつまめるサイズ。
アルミの切削跡がきれいに出ていて、安っぽさはまったくありません。
GRAYは光の当たり方でシルバーにも見える、落ち着いた色味です。

そしてこれが、今回の主役である21ツインパワーXD C3000XGです。
取り付けは驚くほど簡単でした。
ハンドルの反対側にあるキャップを指で回して外し、そこにスタンドをねじ込むだけ。
工具は一切いりません。実際、10秒もかかりませんでした。
装着後に手に持ってみましたが、6gの重量増はまったく体感できませんでした。バランスが崩れる感じもありません。
そして肝心の見た目。ダークネイビーのボディにGRAYのアルミが素直に馴染みます。
純正だけあって、後付け感がまったくないのがいいですね。
これで河原にタックルを置くときの「置き方に気をつかう」ストレスから解放されました。
金額以上の安心感があります。
シーバス用リールスタンドのよくある質問
- Q. リールスタンドを付けると重くなりませんか?
-
A. アルミ製の6g前後を選べば、体感できるレベルではありません。僕も21ツインパワーXDに装着しましたが、持った感覚の変化はまったく分かりませんでした。
- Q. どのリールスタンドが自分のリールに合うか分かりません
-
A. シマノ純正なら公式の「夢屋機種別取付一覧」、ダイワ純正ならSLP WORKS公式、社外品ならゴメクサス公式の適合表で、型番レベルで確認してください。一覧に載っていない場合は非対応と考えるのが安全です。
- Q. リールスタンドを付けたままリールケースに入りますか?
-
A. 純正ケースは干渉することが多いです。毎回ケースに収納する人は、折りたたみ式のR6などを選ぶと解決します。
まとめ|大切なリールにこそ、リールスタンドを
リールスタンドは、釣果を上げるパーツではありません。ここは正直に書いておきます。
でも、気に入って買った一台を長くきれいに使いたいなら、1,000〜2,000円で買える保険としてこれ以上のものはないと思います。
僕は21ツインパワーXDと20ツインパワーの2台体制でシーバスに向き合っていきます。
どちらもCタイプ適合なので、同じスタンドを使い回せるのもうれしいポイントでした。
まずは自分のリールの適合タイプを調べるところから始めてみてください。
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