【2026年】メイホウ VS-7055Nインプレ|収納例とロッドスタンド装着で河川ラン&ガン仕様に

河川のシーバスゲームって、結局のところ「歩く」んですよね。

ポイントに入って、反応がなければ次へ。

この繰り返しで一晩に何百メートルも移動します。

僕はこれまでメイホウのVS-7090Nをメインボックスとして使ってきましたが、ラン&ガンの日はどうしても「大きすぎる」と感じる場面がありました。

そこで今回、ワンサイズ下のVS-7055Nを買い足しました。

結論から言うと、「車載=7090N/持ち歩き=7055N」の2台体制がベストでした。

この記事では、7090Nユーザーの視点で7055Nの実寸感・収納例・ロッドスタンド装着までを写真付きでレビューします。

目次

メイホウ VS-7055Nの基本スペック

まずは数値から確認しておきましょう。僕がメインで使っているVS-7090Nと並べて比較します。

項目VS-7055NVS-7090N
外寸約313×233×231mm約440×293×293mm
下段内寸約232×183×160mm約348×235×257mm
本体重量約1.4kg約2.67kg
付属仕切板上段4枚・下段1枚可変仕切板2枚
素材耐衝撃性ポリプロピレン耐衝撃性コーポリマー
生産国日本日本

比較対象にしているVS-7090Nについては、収納例やカスタムパーツも含めて別記事で詳しくレビューしています。大きいほうが気になる方はこちらもどうぞ。

数字で見ると一目瞭然で、7055Nは7090Nに対して重量が約半分です。

実際に持ち比べると、この1.2kgの差は想像以上に体感が違います。

幅も約13cm短くなるので、河川の護岸や消波ブロック帯を移動するときの取り回しがまるで別物になります。

なおVS-7055Nは、バーサス「N」シリーズの中で最もコンパクトなモデルです。

上位機種と同じハンドルストッパー機能を搭載しているので、ロッドスタンドを片側に付けて重心が偏っても、持ち運び中にボックスが傾きません。

ここが旧VSシリーズとの決定的な違いです。

そしてバケットマウス/バーサス共通のオプションパーツがそのまま使えるので、拡張性は7090Nとまったく同じ。

「小さいから機能が削られている」ということが一切ないのが、このモデルの一番の強みだと思っています。

VS-7090Nを持っている僕が、あえて7055Nを買い足した3つの理由

「7090Nがあるなら十分じゃないの?」と思われるかもしれません。

実際、収納力だけを見れば7090Nで何も困っていませんでした。

それでも7055Nを買い足したのには、河川シーバスならではの理由が3つあります。

理由①:河川のラン&ガンでは「重さ」が最大の敵だから

河川のシーバスゲームは、とにかく歩きます。

1ヶ所で粘るというより、明暗を撃って反応がなければ次へ、また次へ。

一晩で数百メートル、日によっては1km以上移動することもあります。

この状況で、本体だけで約2.67kgある7090Nにルアーケースを詰め込むと、総重量は軽く5kgを超えてきます。

仕事帰りの体には、これが地味に効くんですよね。

その点7055Nは本体約1.4kg。中身を入れても7090Nの「空の状態」に近い重さで収まります。

護岸を降りたり、足場の悪い場所を移動したりする回数が多いほど、この差が効いてきます。

左がVS-7090N、右が今回購入したVS-7055N。並べると幅の差は歴然

理由②:一晩で本当に使うルアーは、思ったより少ない

これは7090Nを使い込んで気づいたことです。

大容量ボックスがあると、つい「念のため」でルアーを積み込んでしまいます。

でも釣行後に振り返ると、実際に投げたのはケース1枚分くらい。残りはただ運んでいただけ、ということが何度もありました。

河川シーバスは、その日の水色・流れ・ベイトである程度ローテーションが絞れます。

だったら最初から一軍だけを持ち出したほうが、選択に迷わないぶん釣りのテンポも良くなる。

7055Nは、この「持っていくルアーを強制的に選ばせてくれる」サイズ感がちょうど良いんです。

理由③:車載用と持ち歩き用を分けたかった

3つ目が、僕にとっては一番大きい理由です。

これまでは7090Nに全部を詰め込み、それをそのまま現場へ持ち出していました。

つまり「保管庫」と「持ち歩き用」が同じ箱だったわけです。

そうすると、現場でルアーを入れ替えたくても車まで戻るしかない。

逆に全部持って歩けば重い。どちらを取っても中途半端でした。

そこで役割を分けました。

  • VS-7090N=車に積みっぱなしの母艦(全ルアー・替えスプール・予備リーダーなど)
  • VS-7055N=そこから一軍だけ抜き出して持ち歩く前線基地

この2台体制にしたことで、車に戻れば全在庫にアクセスできて、歩くときは最小限。

大は小を兼ねない、という当たり前のことに5年目でようやく気づいたという感じです。

ロッドスタンドを装着した7055N。この状態で持ち歩くのが河川での定位置

VS-7055Nの収納例|ルアーケースは何枚入る?

購入前に一番知りたかったのが、ここでした。

「小さいのは分かったけど、結局どれくらい入るの?」という部分です。

実際に僕が普段使っているルアーケースを入れてみました。

下段にはルアーケースが4枚入る

ルアーケース4枚をスタッキングした状態。高さもぴったり収まる

結論、メイホウのリバーシブル100が4枚、きれいにスタッキングできました。

下段の内寸は約232×183×160mm。

リバーシブル100は1枚の厚みが36mmなので、4枚重ねて144mm。ちょうど1枚分の余裕を残して収まります。

僕は4枚とも同じサイズのケースで統一しているので、隙間なく積み重なって走行中や移動中もガタつきません。

僕が使っているのはメイホウのリバーシブル100です。

メイホウのリバーシブル100サイズの定番ケースで、フタが本体と一体になっているぶん薄く、7055Nの下段にちょうど4枚スタッキングできます。

安価なので、まとめ買いしてサイズを揃えてしまうのが結局いちばん収納効率が上がります。

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ここは地味に大事なポイントで、サイズがバラバラのケースを混ぜると必ずデッドスペースが生まれます。7055Nのように容量に余裕がないボックスほど、ケースのサイズを揃えるだけで実質的な収納力が変わります。

河川シーバスなら、こんな分け方でちょうど4枚に収まります。

  • ミノー(フローティング)
  • シンキングペンシル・鉄板系
  • バイブレーション・ワーム系
  • 予備&小物

という分け方でちょうど4枚。一晩のローテーションに必要なものは、これで全部まかなえます。

逆に言うと、これ以上は物理的に入りません。

ただ前の章で書いたとおり、僕にとってはこの「入らなさ」こそが買った目的なので、まったく不満はないです。

上段の中皿とフタ裏の仕切板がよくできている

フタ裏に仕切板、中皿は小物用に区切られている。白い台紙が付属の滑り止めゴム

7055Nには上段に中皿が付いていて、ここにスナップ・リーダー・プライヤーといった小物を整理できます。

そして地味に嬉しいのが、可変式の仕切板が上段4枚・下段1枚も付属していること。

フタ裏に収まった状態で届くので、開封したら好きな位置に差し替えるだけです。

別売りパーツを買い足さなくても、最初から自分の使い方に合わせて区切れます。

あわせて滑り止めのゴム脚も4枚付属

これを底面に貼っておくと、護岸やコンクリート上に置いたときにボックスがズレにくくなります。忘れずに貼っておきましょう。

ロッドスタンドを装着して河川ラン&ガン仕様に

VS-7055Nを買ったら、これだけは絶対に付けたほうがいいというオプションがあります。

ロッドスタンドです。

夜の河川で一番ストレスなのが、ロッドの置き場所なんですよね。

夜のシーバスゲームでロッドを地面に置きたくない理由

ロッドスタンドを装着した状態。ロッドを挿したまま移動できる

ルアー交換、ラインシステムの組み直し、飲み物を飲むとき。

釣りをしていると、ロッドを手放す場面は意外と多いです。

でも河川の護岸って、砂や泥、細かい砂利だらけ。ここにロッドを直接置くと、

  • ガイドに砂利が入り込んでラインが傷む
  • リールのローターやハンドル周りに砂が噛む
  • ロッドのブランクに擦り傷が入る

暗い中では地面の状態も見えないので、余計に気を使います。ロッドスタンドがあれば、この悩みが全部消えます。

7055Nでもハンドルストッパーのおかげで傾かない

ここでNシリーズの真価が出ます。

ロッドスタンドは基本的にボックスの片側に装着するので、どうしても重心が偏ります。

旧型のボックスだと、持ち上げたときにハンドルを軸にしてグラッと傾くことがありました。

7055Nはハンドルストッパー機能を搭載しているので、ハンドルをロックすればボックスが傾きません。

ロッドを挿したまま歩いても安定しているので、移動のたびにロッドを抜き差しする必要がないんです。

7055Nはシリーズ最小サイズなので、本体が軽いぶん重心の偏りが出やすいはず。

それでもストッパーのおかげで問題なく運べるのは、正直かなり助かっています。

小型ボックスほどロッドスタンドの恩恵が大きい

7090Nは本体が大きく重いので、ロッドスタンドを付けても安定します。

ただ、そもそも移動の回数が少ない使い方になりがちです。

一方7055Nは、ポイントを細かく撃っていく釣りで使います。

移動が多い=ロッドを置く回数も多いということなので、ロッドスタンドの出番が圧倒的に増えるんですよね。

「小さいボックスだからオプションは最低限で」と考えていたんですが、実際は逆でした。

ラン&ガンで使うボックスこそ、ロッドスタンドは必須装備だと思います。

ちなみに僕が7055Nに付けているのはロッドスタンド BM-250 Lightです。

台座がスリムなので、7055Nのようなコンパクトなボックスに付けても張り出しが最小限で済みます。

7090Nにも同じものを使っていて、ボックスを乗り換えても付け替えるだけで済むのが地味に便利です。

ここは注意|VS-7055Nの気になった点

ここまで良いところばかり書いてきましたが、当然デメリットもあります。

買う前に知っておいてほしい点を正直に書きます。

①「座れる箱」ではない

これが7090Nとの一番大きな違いだと感じました。

7090Nは公式に「座れる強度」がアピールされていて、僕も実際に何度も腰かけています。

ラインシステムを組み直すときや、時合待ちで少し休むとき、座れる箱があるだけで釣行の快適さがまるで違うんですよね。

一方7055Nは着座を前提とした設計として謳われていません。サイズ的にも高さ231mmと低く、仮に座れたとしても姿勢がきつい。ここは割り切りが必要な部分です。

「タックルボックスを椅子代わりにしたい」という使い方を想定しているなら、素直に7080Nや7090Nを選んだほうがいいと思います。

②これ1台で完結させるのは厳しい

収納例の章で書いたとおり、下段に入るのはルアーケース4枚まで。

上段の中皿を足しても、シーバスタックル一式を全部詰め込むのは無理があります。

替えスプール、予備のリーダー、ワームのストック、プライヤー類。こういったものまで入れようとすると、確実に容量が足りません。

つまり7055Nは「メインボックス」ではなく「持ち出し用のサブ」として設計されているということ。

僕のように車載用の大きい箱と併用するか、あるいは持ち物を相当絞り込める人向けです。

最初の1台としてこれを選ぶと、遠からず物足りなくなる可能性があります。

③オプションを付けると結局かさばる

これは7055Nに限った話ではないんですが、ロッドスタンドやサイドポケットを装着していくと、本体のコンパクトさが徐々に相殺されていきます。

特にロッドスタンドは外側に張り出すので、狭い足場やヤブ漕ぎが必要な場所では引っかかることも。

「軽量コンパクトが目的で買ったのに、盛りすぎて意味がなくなる」というのはよくある話なので、本当に必要なオプションだけを見極めて付けるのがおすすめです。

VS-7090Nとの使い分け|結論は「役割を分ける」

両方を持ってみて出た結論は、シンプルでした。

どちらが優れているかではなく、役割が違うということです。

VS-7090NVS-7055N
役割車載の母艦持ち歩く前線基地
中身全ルアー・替えスプール・予備小物その日の一軍ケース4枚
向く釣り1ヶ所で腰を据える釣り移動を繰り返すラン&ガン
座れる×
重量約2.67kg約1.4kg

僕の金曜の夜は、こんな流れになりました。

  1. 仕事帰りに車で河川へ。7090Nは積みっぱなし
  2. 現地で水色と流れを見て、投げるルアーを決める
  3. 7090Nから一軍だけ抜き出して、7055Nに移す
  4. 7055Nとロッドだけ持って、ひたすら歩く
  5. 展開が変わったら車に戻って中身を入れ替える

この「積み替える」というひと手間が、実は釣りの質を上げてくれています。

その日の状況を頭で整理してからポイントに入ることになるので、なんとなく投げる時間が減りました。

1台だけ選ぶなら、どっち?

「2台も買えないよ」という人のために、僕なりの基準を書いておきます。

  • 最初の1台なら、迷わず7090N(または7080N)。収納力に余裕があり、座れて、これ1台で完結します
  • すでに大きい箱を持っていて、移動の多さに悩んでいるなら7055N。買い足す価値は十分あります
  • そもそも荷物が少ない、電車や自転車で釣り場に行くなら7055N。この使い方なら1台目でも成立します

要するに、7055Nは「引き算ができる人」のためのボックスだと思います。

「やっぱり最初の1台は大きめがいいかも」と思った方は、僕がメインで使っているVS-7090Nのレビューも参考にしてみてください。座り心地や実際の収納量まで書いています。

まとめ|河川シーバスのラン&ガンには7055Nが正解だった

VS-7090Nを使ってきた僕が7055Nを買い足して感じたことを、あらためて整理します。

  • 本体約1.4kgと軽く、歩く釣りでの負担が明確に減る
  • メイホウのリバーシブル100サイズのルアーケースが4枚入り、一晩のローテーションには十分
  • ハンドルストッパー搭載で、ロッドスタンドを付けても傾かない
  • オプションパーツは上位機種と共通で、拡張性に妥協がない
  • ただし座れないので、椅子代わりを求めるなら別モデルを
  • これ1台で全部をまかなうのは厳しく、サブとしての運用が前提

河川シーバスは、移動距離がそのまま釣果につながる釣りだと思っています。

「もう少し先まで歩いてみようかな」と思えるかどうかは、荷物の重さにけっこう左右されるんですよね。

その意味で、7055Nは釣りそのものを変えてくれるタックルボックスでした。

まだ買ったばかりなので、実釣で使い込んだうえで気づいたことがあれば、この記事に追記していきます。

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